きょうは組立て体操の話を。なんで今更なんて話が聞こえそうだが、最近読んだ本のなかに組立て体操の話がでてね。それで、組体操のはなしを語りたくなったのw
僕が最近読んだ本ってこの本ね
この本の著者はある外国語スクールの講師だったようで、そのスクールにおいて日本人の働き方について疑問をいだいたと。その働き方というのは体育会系的な職場の雰囲気だと。健康や命のリスクを伴い、合理的に考えると全く理解不能なことが日本の社会において、ごく普通に行われ、日常化していると著者は懸念を示しているのですね。日本がそうした社会になるのは学校教育にも原因があるとこの本の著者は主張するのですね。そのなかでも組立て体操とりわけ人間ピラミッド。そうした学校教育の悪しきものの一つだと。組み立て体操という一つの苦しい事をみんなでやった、やればできるという、成功体験が下手すると美化され、そうした子供が大人になって、他人に対して苦しい事を強いるような人になる危険があると。
僕自身も小学校のころに組立て体操やったことがあるのですね。正直、二度とやりたいとおもいませんね。特に人間ピラミッド。僕は運動神経が鈍いうえに、子供のころはひょろっとしていて力も弱かったのですね。今でこそティップネスに通っているため、体格もよくなって、ある人から学生時代にハンドボールでもやっていたの?って言われたほどになりましたが、子供のころは弱かった。もう、「スペランカー」というゲームにでてくる主人公並みに弱かったw
だから人間ピラミッドでひとを上にのせるとつらかったですね。僕の上に人がのって、そのまま僕がバランスをくずしてよろめき、上の人が落ちてしまったのです。それで、同級生から非難されましたもの。人間ピラミッドなどの組体操は協調性を養うといわれておりますが、僕から言わせれば、いじめを助長するものでしかないって。それに危ない。調べによりますと1969年以降9人が死亡、けがをして障害が残った子供の数は92名だといわれております。
しかし、僕が小学校を卒業して以降、組立て体操とりわけ人間ピラミッドはどんどん進化しました。悪い意味で。人間ピラミッドの段を増やしたり、あるいは人間ピラミッドをした状態でそのまま動いて移動したりと。人間ピラミッドを見ているほうはいいが、やっているほうは大変なんです。特に大阪のある学校で、生徒数157名による10段ピラミッドが崩れた事件はショッキングでした。一人が骨折、ほかの子も軽傷だったもののけがをしたと。僕もその動画を見たのですが、どう考えても異常でした。死人が出なかっただけでも良かったと思えるくらいでした。組体操をやって骨折どころか、半身不随になったり、へたすりゃ命を落としてしまうと。
人間ピラミッドがどんどん高度になるにつれて犠牲者も増えたというので、組体操そのものを廃止するところも出てきたのですが、まだ全面的に禁止されたわけじゃなく、組体操をするか否かは学校ごとの判断にゆだねられるようになったのですね。やはり組体操は、運動会の華だから見たいという意見もあるのですね。しかし、けがや下手すりゃ命をおとしかねない高リスクのことを小学生ないし中学生でやるのは僕はどうかと思います。練習時間もそんなにあるわけじゃないし、子供だって力のある子もいれば、そうでない子もいる。まして将来のある子供たちの未来を考えたらなおさらだ。どうしても組体操をみたければ、体操部の子か、運動神経の良い子や力の強い子を選抜してしっかり練習させた上でやった方がいい。
「何言っているんだ!、人間やればできるんだ。」って声が聞こえそうですが、「やればできる」という考え方は世界のどの国にもあるのですが、どちらかというと自分自身に対して「私はできる」と言い聞かせる行為であって、日本のように他人に対して命令するものではないとおもいます。これは24時間テレビにも言えるのですが、他人に苦労を強いて、その苦労を成し遂げる姿をみて感動する姿は、いわゆる感動ポルノそのものだと思います。だから、僕は24時間テレビ大嫌いなんですね。もっとも、最近は感動ポルノ批判からか、障碍者に無理をさせる企画はあんまりやらなくなったようですが。
それにしても、組立て体操はいつからはじまったのでしょうね。調べによりますと、もともとは紀元前2000年の古代エジプトから始まったといいます。エジプトの壁画に組立て体操をやっている様子が描かれているといいます。といいましもほんとに組み立て体操の初歩の段階なので、人間ピラミッドのような大技はまだなかったようです。中国でも漢の時代からそれが見られたといいます。
ヨーロッパでは中世以降のイタリアで祭日に披露され、19世紀になるとドイツで近代的な組み立て
体操が行われるようになりました。19世紀のドイツは国民主義が非常に高まったころで、盛んにおこなわれたといいます。それがヨーロッパ各地に広まり、日本にも伝わったといいます。
学校教育において組み立て体操が行われるようになったのは1951年くらいだと。1951年のちゅうがく、高校用指導要領には三段の人間ピラミッドの図解が掲載されていたといいます。このころはまだ3段だったのが、だんだん段数もふえてエスカレートしたのかなって。
僕が最近読んだ本ってこの本ね
この本の著者はある外国語スクールの講師だったようで、そのスクールにおいて日本人の働き方について疑問をいだいたと。その働き方というのは体育会系的な職場の雰囲気だと。健康や命のリスクを伴い、合理的に考えると全く理解不能なことが日本の社会において、ごく普通に行われ、日常化していると著者は懸念を示しているのですね。日本がそうした社会になるのは学校教育にも原因があるとこの本の著者は主張するのですね。そのなかでも組立て体操とりわけ人間ピラミッド。そうした学校教育の悪しきものの一つだと。組み立て体操という一つの苦しい事をみんなでやった、やればできるという、成功体験が下手すると美化され、そうした子供が大人になって、他人に対して苦しい事を強いるような人になる危険があると。
僕自身も小学校のころに組立て体操やったことがあるのですね。正直、二度とやりたいとおもいませんね。特に人間ピラミッド。僕は運動神経が鈍いうえに、子供のころはひょろっとしていて力も弱かったのですね。今でこそティップネスに通っているため、体格もよくなって、ある人から学生時代にハンドボールでもやっていたの?って言われたほどになりましたが、子供のころは弱かった。もう、「スペランカー」というゲームにでてくる主人公並みに弱かったw
だから人間ピラミッドでひとを上にのせるとつらかったですね。僕の上に人がのって、そのまま僕がバランスをくずしてよろめき、上の人が落ちてしまったのです。それで、同級生から非難されましたもの。人間ピラミッドなどの組体操は協調性を養うといわれておりますが、僕から言わせれば、いじめを助長するものでしかないって。それに危ない。調べによりますと1969年以降9人が死亡、けがをして障害が残った子供の数は92名だといわれております。
しかし、僕が小学校を卒業して以降、組立て体操とりわけ人間ピラミッドはどんどん進化しました。悪い意味で。人間ピラミッドの段を増やしたり、あるいは人間ピラミッドをした状態でそのまま動いて移動したりと。人間ピラミッドを見ているほうはいいが、やっているほうは大変なんです。特に大阪のある学校で、生徒数157名による10段ピラミッドが崩れた事件はショッキングでした。一人が骨折、ほかの子も軽傷だったもののけがをしたと。僕もその動画を見たのですが、どう考えても異常でした。死人が出なかっただけでも良かったと思えるくらいでした。組体操をやって骨折どころか、半身不随になったり、へたすりゃ命を落としてしまうと。
人間ピラミッドがどんどん高度になるにつれて犠牲者も増えたというので、組体操そのものを廃止するところも出てきたのですが、まだ全面的に禁止されたわけじゃなく、組体操をするか否かは学校ごとの判断にゆだねられるようになったのですね。やはり組体操は、運動会の華だから見たいという意見もあるのですね。しかし、けがや下手すりゃ命をおとしかねない高リスクのことを小学生ないし中学生でやるのは僕はどうかと思います。練習時間もそんなにあるわけじゃないし、子供だって力のある子もいれば、そうでない子もいる。まして将来のある子供たちの未来を考えたらなおさらだ。どうしても組体操をみたければ、体操部の子か、運動神経の良い子や力の強い子を選抜してしっかり練習させた上でやった方がいい。
「何言っているんだ!、人間やればできるんだ。」って声が聞こえそうですが、「やればできる」という考え方は世界のどの国にもあるのですが、どちらかというと自分自身に対して「私はできる」と言い聞かせる行為であって、日本のように他人に対して命令するものではないとおもいます。これは24時間テレビにも言えるのですが、他人に苦労を強いて、その苦労を成し遂げる姿をみて感動する姿は、いわゆる感動ポルノそのものだと思います。だから、僕は24時間テレビ大嫌いなんですね。もっとも、最近は感動ポルノ批判からか、障碍者に無理をさせる企画はあんまりやらなくなったようですが。
それにしても、組立て体操はいつからはじまったのでしょうね。調べによりますと、もともとは紀元前2000年の古代エジプトから始まったといいます。エジプトの壁画に組立て体操をやっている様子が描かれているといいます。といいましもほんとに組み立て体操の初歩の段階なので、人間ピラミッドのような大技はまだなかったようです。中国でも漢の時代からそれが見られたといいます。
ヨーロッパでは中世以降のイタリアで祭日に披露され、19世紀になるとドイツで近代的な組み立て
体操が行われるようになりました。19世紀のドイツは国民主義が非常に高まったころで、盛んにおこなわれたといいます。それがヨーロッパ各地に広まり、日本にも伝わったといいます。
学校教育において組み立て体操が行われるようになったのは1951年くらいだと。1951年のちゅうがく、高校用指導要領には三段の人間ピラミッドの図解が掲載されていたといいます。このころはまだ3段だったのが、だんだん段数もふえてエスカレートしたのかなって。