あけましておめでとうございます。今年は良い年でありますように。

今年はヘビー年じゃなかったwへび年なので、ヘビにまつわるお話で始めたいと思います。

今日は、「清姫伝説きよひめでんせつ」について。


1 清姫伝説とは?
 まずは清姫伝説について。むかし、今の和歌山県に清姫きよひめという美しい女性がいたが、安珍あんちんというイケメンの旅のお坊さんに恋をしました。清姫きよひめは、安珍あんちんの宿泊している宿にいきましたが、、安珍あんちんは「帰りにはきっと清姫のところに立ち寄るから」とだまして、熊野にお参りした後は、清姫きよひめのところへ立ち寄ることなくさっさと行ってしまいました。

安珍あんちんにだまされたとしった清姫きよひめ怒り狂いいかりくるい、ヘビに化けて、安珍あんちんを追っかけまわしました。道成寺まで逃げ込んだ、安珍あんちんは、寺の住職にたのんで、お寺のかねを下ろしてもらい、その中でかくれていました。

いかに大ヘビであろうと大きなかねの中までは手を出すことは出来ないと思ったからでしょう。

すると、ヘビになった清姫きよひめはをかねぐるぐると巻きつき、火をはいてかねを焼いてしまいました。真赤に焼けたかねの中から安珍の灰がでてきたのです。なんと安珍の骨すらのこっていなかったというから恐ろしいですね、ナンマンダブ、ナンマンダブw

女をおこらすと大変なことになりますよと言う訓話ですねw僕も気をつけようっとw


2 清姫伝説の後日談

 清姫伝説はわりと有名なお話なのですが、実は後日談があるようです。僕も「安珍と清姫伝説」に後日談ごじつだんがあったとは知りませんでした。

安珍あんちんと共にかねを焼かれた道成寺であるが、四百年ほどたった1359年に、かねを作り直すことにしたそうです。二つ目のかねをつくったあと、そのかねの供養をしたのです。供養の前に住職は能力(※1)たちに「供養が終るまでの間、女を寺の中に入れてはいけない」と言いつけました。

しかし、住職が用事で出かけたところ、寺に一人の白拍子しらびょうしが訪ねてきて、寺に入れて欲しいと能力に頼み込みました。

ちなみに、白拍子しらびょうしというのは、こういう服をきている女性のことです。






さらに白拍子しらびょうしは、かねの供養のために舞いを奉納ほうのうしたいと坊さんたちにたのんで、こっそりと寺の中に入ることに成功したそうです。白拍子しらびょうし烏帽子えぼしをかぶり、舞いをはじめました。舞いを歌いながら釣ってあるかねのほうへ寄って行き、やがてその真下にきました。

すると、かねが突然落ちてきて、白拍子しらびょうしかねの中に閉じ込められてしまいました。騒ぎをかけつけた住職は大変怒りました。「だから、女を寺に入れるなといっただろ!」って。それから住職は言いました。「予感が当たってしまった。あの時の大ヘビが白拍子しらびょうしに化けて、またかねを壊しにきたに違いない。だが、我々はこんな時のために修行をしてきたのだ。みんなでかねを守ろう」と。

住職の話を聞いた僧たちは祈祷を始めました。そしてかねを引き上げてみると、かねの中から大ヘビが出てきてお坊さんたちをにらみつけていました。お坊さんたちは必死で祈祷きとうをしました。

その時、お坊さんが唱えた呪文を唱えました。この呪文を唱えると蛇は血が出て倒れてしまうという恐ろしい呪文です。その呪文とは「ABCD」→「へび血出ー」、ウソウソ冗談ですわwww

お坊さんの祈祷で、大ヘビはもがき苦しみ、一度はたおれます。しかし再び息を吹き返すと、日高川に逃げ込んだとの事です。

このかねは「清姫のウラミがこもる」ということで、竹やぶにめられたそうです。

それから時が経って、秀吉根来ねごろ攻め(1585年)の際に秀吉の家来が京に持ちかえったそうです。そのかねは妙満寺(みょうまんじ)に奉納ほうのうされましまた。しかも、このかねは現在も妙満寺にあると言うからオドロキです。




3 娘道成寺
清姫きよひめ と、安珍あんちん架空かくうの人物かと思っていましたが、清姫きよひめと、安珍あんちんの墓が実際にあるそうですね。実在の清姫きよひめは本当にヘビになったわけではないと思います。

ただ、それくらい清姫の思いといいますか、安珍に裏切られた悲しみと憎しみの気持ちがこの話から伝わってきます。

「安珍と清姫伝説」は歌舞伎かぶきや能などの舞台芸能にもなりました。今日は「娘道成寺(むすめどうじょうじ)」の動画をどうぞ。







※1 「のうりき」と読む。寺で力仕事をする者のこと



鬼 (Truth In Fantasy)
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