「百万本のバラ」という歌をご存知ぞんじでょうか?

まずしい画家が、女優に恋をして、町中のバラを買いました。そのたくさんのバラを彼女のまるホテルの前にある広場においたのです。広場はバラでいっぱいになりました。しかし、女優は無数のバラを見て何とも思わなかった、それどころか「だれかのいたずら」のように思ったそうです。

そして女優は街を去って行ったのです。画家の恋は片思いに終わり、画家は孤独こどくな日々を送ったという。そんな悲しい歌です。

この歌に出てくるまずしい画家について、ネットで調べたところ、なんとこの画家はモデルがいたようです。

その画家のモデルの名前はニコ・ピロスマニというグルジアの画家です。
Niko_Pirosmani_1916

(ニコ・ピロスマニの写真。僕の知り合いのおじさんに似ているw ウィキペディアより借用)



ピロスマニが住んでいた町に、フランス出身のマルガリータという女優にほれてしまいます。結局、歌のとおり、プロスマニとマルガリータは結ばれず、マルガリータは、ピロスマニの住む町を去っていきます。ピロスマニは片思いで終わってしまったのです。

ピロスマニはマルガリータを愛していました。のちにピロスマニは「女優マルガリータ」という絵を描きます。


220px-Niko_Pirosmani_Margarita_1909

(女優マルガリータの絵 ウィキペディアより借用)

次回からピロスマニの波乱の人生を追っていきます。

※ 参考文献

放浪の画家 ニコ・ピロスマニ
はらだ たけひで
冨山房インターナショナル
2011-07-02