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(いづれも賤ヶ岳合戦場の写真)

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(余呉湖)



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(賤ヶ岳山頂から眺めた琵琶湖)


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(賤ヶ岳の合戦で亡くなった人たちをまつる、ほこら)




1 賤ヶ岳の合戦とは?
賤ヶ岳の合戦(しずがたけのかっせん)とは織田信長亡きあとの、後継ぎ問題をめぐって、羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)と柴田勝家が、琵琶湖びわこのほとりの賤ヶ岳周辺で争った戦いです。

この戦いが起きたのは1583年のことです。

この戦では、加藤清正や福嶋正則といった賤ヶ岳の七本槍ななほんやりが活躍した戦でもあります。秀吉軍がおよそ5万、勝家の軍が3万。数だけみると秀吉軍の圧倒的い多いのですが、さすがの秀吉、単純に数で押すような戦いはしません。

勝家についていた前田利家に味方になるように工作したりと工夫をしました。

この戦では羽柴秀吉が勝利します。

2 事件が起こった発端 
 本能寺の変(1582年)では信長だけでなく、長男の信忠も一緒に亡くなりました。信長には信忠のほかにも子供がいました。そうなると問題になるのが、織田信長のあとつぎは誰かという話になります。

柴田勝家は、信長の三男でである信孝を推薦すいせんしました。

一方の羽柴秀吉は、信忠の長男の三法師を推しました。三法師は信長にとっては孫であります。しかし、三法師はまだ3歳です。そうなると政治の実権をにぎるのは秀吉ということになります。

そのことで不満を持っていた人も少なくありません。柴田勝家もそんな一人でした。

勝家は反対しますが、結局、後継ぎは三法師に決まります。

それで勝家は秀吉に戦いを挑むことを決心するのです。

3 事件のあらまし
 柴田軍は、佐久間盛政らが先鋒(せんぽう ※1)をつとめて出陣し、行位山ぎょういちやまに到着しました。柴田勝家も柳ヶ瀬やながせに到着し、そこに陣を構えたといいます。ちなみに柳ヶ瀬といいましても、美川憲一さんの唄の舞台とは違いますw あちらの舞台は岐阜県ぎふけん繁華街はんかがいですね。勝家が陣を構えた柳ヶ瀬は滋賀県しがけんにあります。



秀吉も賤ヶ岳周辺の山々に陣を構えました。両軍はしばらくにらみあっていましたが、あるとき、岐阜城にいる織田信孝が兵を挙げたという知らせを受けて、秀吉は中川清秀や高山右近たかやまうこんらを残し、大軍を率いて岐阜に向かいました。

これをみた柴田勝家のおいである佐久間盛政がシメシメと言わんばかりに、取り残された秀吉の部隊に襲撃しゅうげきをしたのです。勝家は盛政の勇み足に困っていたのです。勝家は秀吉のこわさをわかっていたから。


その盛政の襲撃で犠牲になったのが中川清秀です。彼は琵琶湖のとなりにある余呉湖よごこのあたりに陣をかまえていたのですが、盛政の軍におそわれ、命を落としたのです。


盛政は「やるじゃん、俺」みたいに得意になっていたのです。勝家が引き返すように命じたのですが、盛政はシカトしてそこにとどまったのです。おそらく盛政は「秀吉は岐阜にいるから、すぐには戻ってこないだろう」と油断をしていたのでしょう。そんなところへ秀吉軍の大軍が岐阜から戻ってきたのです。秀吉軍は速攻で猛反撃にあい、盛政もボコボコにされてしまったのです。そして、勝家の軍は総くずれになったのです。

ちなみに秀吉軍の加藤清正は賤ヶ岳に向かう途中で馬が転んだそうです。その時清正は馬から降りて、なんと走って戦場まで駆け抜けたといいます。すごいですね。普通のマラソンだって大変なのに、重い甲冑をきながら走ったのですから。清正が現代に生きていたらオリンピックのメダリストになれたかもw?


4 利家をゆるした勝家

  また、前田利家も勝家に味方をしていたのですが、突然戦場から離脱をしたのです。、利家は勝家の与力(※2)であることから親交があり、また利家は秀吉とも大変仲が良かったのです。ですから、利家はとても苦しかったと思われます。けれど前田利家は結果的に柴田勝家を裏切ったようなものです。

合戦ののち、利家は勝家のいる越前府中城を訪れました。利家は勇気がありますね。よくて勝家によって「この裏切者!」と罵られるか、最悪の場合、打ち首にされてもおかしくありませんから。ところが、勝家の反応は意外にも利家を許したそうです。勝家は利家に湯漬けをゴッチしたといいます。もちろん湯漬けには毒なんて入っておりませんww

さらに勝家は利家に対して、恨み言をいうどころか、これまでの労をねぎらったといいます。勝家はなんて大人なんでしょう。勝家は利家の苦しい立場を理解していたのでしょうね。些細なことでキレる今どきのオジサマも見習ってほしいものですw?





※1 先頭に立って戦う部隊
※2 武将のアシスタント。利家にとって勝家は上司みたいな存在。


※ おまけ

賤ヶ岳の合戦をわかりやすく紹介した動画をみつけました。動画にでてくる武将がなんともかわいらしい。私のつたない文章よりもわかりやすいですw



※ 参考文献