タイタニック (字幕版)
Bill Paxton
2013-05-15



ゴーストバスターズ2
アーニー・ハドソン
2011-10-01



1912年4月14日、タイタニック号が氷山に衝突し沈没しました。亡くなったのは1500人にものぼるとか。全長269メートル、4万6000トン、建造費が220億円もかかったと言います。タイタニック号の事故は何度か映画化され、ディカプリオ主演の映画も素晴らしかったですね。あと「ゴーストバスターズ2」にもタイタニック号が出てくるんですよ。ニューヨークにタイタニック号に乗った乗客の亡霊が登場するのです。

タイタニック号は豪華客船で、船の中にジムやプール、スカッシュコートなどもあって、まさに海に浮かぶ豪華ホテルといったと頃でしょうか。タイタニックは沈まないように、浸水を防ぐための15枚の大きな防水区画や電動防水ドアなどの設備が施されていたのです。だからタイタニックは浮沈船と呼ばれたのです。




しかし、タイタニックは、沈没してしまった。そのため、タイタニックは誰かにわざと沈められたんではないかという陰謀論もあるそうです。タイタニック号には多額の保険金がかけられていて、そのため沈められたと言います。またタイタニック号の運営会社の社長イズメイの行動も怪しいというのです。事故のあった日の夜、タイタニックの無線室に、タイタニック号より先に行っている船から「氷山を見つけた」と言う情報がいくつも届いたのです。こうした警告を船長やイズメイ社長はそれを無視したと言います。確かに怪しいですね。

しかし、その陰謀論も怪しいのですね。タイタニック号の実質的なオーナーであるJ・P・モルガンがタイタニック号の航海に乗るはずだったが、間際でキャンセルしたと。だから、タイタニック号の沈没の黒幕はモルガンじゃないかってウワサもあったのですが、この時、モルガンはスペイン風邪(インフルエンザ)にかかっていたのですね。当時のスペイン風邪は今のコロナと一緒で、治療法もない時代でしたから。しかも、スペイン風邪にかかったら死んでもおかしくないような状況だったのです。それじゃ乗れっこないですよね。

実は、当時は氷山がそれほど恐ろしいものだと思われていなかったのですね。タイタニック号の事故より前に、アリゾナ号(イギリス船)は氷山に正面衝突して、10メートルつぶれたが、死者も出なかったし、沈没もしなかったのです。ノルマニア号(ドイツ)は、氷山にぶつかったものの浸水もしなかったのです。だから、氷山くらいでは船は沈まないという神話があったのです。ましてや、タイタニック号は浮沈船と言われ安全だと言われていたくらいだから、タイタニック号の船長も、タイタニックの会社の社長も油断したのかもしれない。さらに当時は、氷山は見つけてから、対処すれば良いというのが常識でした。だから、氷山を見つけてからスピードを落とせば良いという考えが根強かったのです。

でも、船だって車と同じで、あんまりスピードを出せば急に止まれませんもの。にもかかわらず、タイタニック号は最大速度の24ノット(およそ時速45km)を出していたと言います。

タイタニック号が沈んだ場所は、ニューファンドランド島周辺の海域で、この辺りは北極からの氷山がたくさん海に浮かんでいて、危険な海域だったのです。そんなことは運営会社の社長も船長もわかっていたはず。しかも、この日は曇り空で月の光もなく視界も悪かったのです。そんな状況でスピードを出すのは危険ですね。

それにしても、タイタニック号はなんでそんなにスピードを出していたのでしょう。実は、これは運営会社社長のイズメイの命令でした。イズメイは船長に火曜日に到着するように命じたのです。本来、タイタニック号は水曜日(4月17日)に着く予定だったのです。しかし、イズメイはそれを早めて火曜日(4月16日)にの深夜に到着させろと迫ったのですね。朝の3時までに入港すれば、タイタニック到着のニュースが新聞の朝刊に載るからです。そうなれば宣伝になりますからね。だから、氷山があるからといってスピードを落とすんじゃねえって感じでしょうか。これは完全に営利目的を優先し、乗客のことを考えなかったことが、大きな事故につながりました。近年の知床遊覧船事故と共通するものを感じます。



*この記事は「ダークサイドミステリー」を参考にして書きました。