今日は史実の歴史ではなく、神話をお話します。神話や伝説も時に史実なみ、いや史実以上に後世のひとに影響を及ぼすことがあるので。ギリシャ神話の二大英雄と言えば、ペルセウスとヘラクレスです。メデューサと戦ったペルセウスと、怪力無双のヘラクレス。じつはペルセウスとヘラクレスは血縁関係で、両者ともゼウスの子とされております。ペルセウスの話を数回に分けてお話したいと思います。
ペルセウスはダナエとゼウスの間にできた子です。ダナエとはアルゴスという国の王女でそれは、それは美しい美女だったそうです。
ゼウスと言えばギリシャ神話で全治全能の神であり、少々スケベwな神様で、あっちの女、こっちの女に手を出しては子供を作って、それで妻のヘラに怒られていたのです。ゼウスと言えば、ビックリマンチョコについているおまけのシールにスーパーゼウスというキャラが出てきました。もちろん、ギリシャ神話のゼウスがモデル。僕が子供のころビックリマンチョコがはやりましてね。チョコのおまけについているシールをみんなこぞって集めていました。このスーパーゼウスの性格もエッチなのですが、この年になってギリシャ神話の本を改めて読んで、ゼウスって本当にエッチな神様だったんだって驚いたほどです。
で、ペルセウスは決して家族から望まれて生まれてきたわけじゃないのです。実は、ペルセウスの母、ダナエの父である、アルゴス王アクリシオスがペルセウスのことを疎ましく思っていたのです。ペルセウスが生まれる前、アクリシオスが神託を受けたのです。「あなたは、自分の孫に殺されてしまう」と。それをおそれたアクリシオスは自分の娘であるダナエを幽閉して、男が寄り付かないように警戒したのです。子供が生まれることを恐れたのです。ところが、銀の雨に姿を変えたゼウスがダナエに接近しようとしたのですね。銀の雨はダナエが閉じ込められている部屋の中にまで入ってきて、銀の雨に打たれたダナエはみごもったのです。そして、ペルセウスがおぎゃーと産声をあげたのです。
慌てたのが、アクリシオス。アクリシオスはなんと自分の子であるダナエと孫のペルセウスを箱舟に乗せて流してしまうのですね。我が命惜しさに娘と孫を海に流すなんてひどいなって。たいていの親は、自分の命を代えてでも子を守るし、まして祖父母にとって孫はかわいい存在。僕も祖母にかわいがられたし、「ドラえもん」に出てくる、のび太のおじいちゃんはタイムマシーンで未来からいきなりやってきた、のび太を、すぐに自分の孫だと理解し、何の疑いもなく受け入れたほど。のび太のおじいちゃんは、のび太が生まれる前に亡くなっているのに、一目で自分の孫だとわかるのだからすごいね。
(島にたどり着いたペルセウス親子)
そうして海に流されたものの、ダナエ・ペルセウス親子は、セリーポス島に漂着したのです。箱舟に乗っている親子を地元の漁師が発見。漁師の名前はディクティスといい、ディクティスはダナエ親子を大事にしたのです。そして月日は流れ、ペルセウスはたくましく立派な若者に成長。体つきも細マッチョ、顔も母ダナエに似て美しく、いわばイケメン。現在にいたら芸能界行ってたかも。
(ペルセウスの銅像)
そんな折、島の領主であるポリディクテスがしつこくいいよるのですね。ダナエはシングルマザーとはいえ、美人だったからポリディクテスは惚れてしまうのです。そしてポリディクテスはペルセウスから母ダナエを奪ってしまうのです。母に合わせてくれとペルセウスは泣いてポリディクテスに懇願するのですが、合わせてもらえず。ポリディクテスの城の入り口で兵士たちに追い返されてしまう。それどころか、ペルセウスに対して、「怪物のメデューサの首をとってこい、そうしたら母に合わせてやる」と命令するのです。これはドラえもんで言う、ヘソでラーメン食べるよりw大変なことでした。なにしろメデューサは見たものを石に変えてしまうという恐ろしい怪物で、いままで何人もの勇者がメデューサ退治に行きましたが生きて帰ったものは誰もいなかったのです。
ポリディクティスにとってペルセウスの存在は邪魔な存在でした。ペルセウスを殺すのは簡単だが、あんまりあからさまにやるのはまずい。それでポリディクティスはペルセウスにメデューサ討伐を命じたのですね。どうせペルセウスは生きて帰れないだろうと。
ペルセウスはメデューサー退治に意気揚々と出かけてしまうのです。若気の至りといいますか、恐れを知らぬといいますか。
しかし、いくらペルセウスが神の血を引くとはいえ、メデューサに立ち向かうのは無謀というもの。そんなペルセウスに神様たちがみかねて助力をするのですね。ヘルメスからは空を翔ける力を持つ羽付きサンダルを、アテナからは鏡の様に磨かれた盾と、冥府神ハーデスからは装備者の姿を消せる「隠れ兜」を貸し与えられたのです。こうして神様たちの助力を得たペルセウスはメデューサのもとに行くのです。こうした神様たちの助力を得られたのはゼウスの血を引くものというのも理由の一つですが、ペルセウスの人柄の良さも買われたのだと思われます。
(ペルセウスを囲む人物たちの相関図。最小限にまとめました。)
ペルセウスはダナエとゼウスの間にできた子です。ダナエとはアルゴスという国の王女でそれは、それは美しい美女だったそうです。
ゼウスと言えばギリシャ神話で全治全能の神であり、少々スケベwな神様で、あっちの女、こっちの女に手を出しては子供を作って、それで妻のヘラに怒られていたのです。ゼウスと言えば、ビックリマンチョコについているおまけのシールにスーパーゼウスというキャラが出てきました。もちろん、ギリシャ神話のゼウスがモデル。僕が子供のころビックリマンチョコがはやりましてね。チョコのおまけについているシールをみんなこぞって集めていました。このスーパーゼウスの性格もエッチなのですが、この年になってギリシャ神話の本を改めて読んで、ゼウスって本当にエッチな神様だったんだって驚いたほどです。
で、ペルセウスは決して家族から望まれて生まれてきたわけじゃないのです。実は、ペルセウスの母、ダナエの父である、アルゴス王アクリシオスがペルセウスのことを疎ましく思っていたのです。ペルセウスが生まれる前、アクリシオスが神託を受けたのです。「あなたは、自分の孫に殺されてしまう」と。それをおそれたアクリシオスは自分の娘であるダナエを幽閉して、男が寄り付かないように警戒したのです。子供が生まれることを恐れたのです。ところが、銀の雨に姿を変えたゼウスがダナエに接近しようとしたのですね。銀の雨はダナエが閉じ込められている部屋の中にまで入ってきて、銀の雨に打たれたダナエはみごもったのです。そして、ペルセウスがおぎゃーと産声をあげたのです。
慌てたのが、アクリシオス。アクリシオスはなんと自分の子であるダナエと孫のペルセウスを箱舟に乗せて流してしまうのですね。我が命惜しさに娘と孫を海に流すなんてひどいなって。たいていの親は、自分の命を代えてでも子を守るし、まして祖父母にとって孫はかわいい存在。僕も祖母にかわいがられたし、「ドラえもん」に出てくる、のび太のおじいちゃんはタイムマシーンで未来からいきなりやってきた、のび太を、すぐに自分の孫だと理解し、何の疑いもなく受け入れたほど。のび太のおじいちゃんは、のび太が生まれる前に亡くなっているのに、一目で自分の孫だとわかるのだからすごいね。
(島にたどり着いたペルセウス親子)
そうして海に流されたものの、ダナエ・ペルセウス親子は、セリーポス島に漂着したのです。箱舟に乗っている親子を地元の漁師が発見。漁師の名前はディクティスといい、ディクティスはダナエ親子を大事にしたのです。そして月日は流れ、ペルセウスはたくましく立派な若者に成長。体つきも細マッチョ、顔も母ダナエに似て美しく、いわばイケメン。現在にいたら芸能界行ってたかも。
(ペルセウスの銅像)
そんな折、島の領主であるポリディクテスがしつこくいいよるのですね。ダナエはシングルマザーとはいえ、美人だったからポリディクテスは惚れてしまうのです。そしてポリディクテスはペルセウスから母ダナエを奪ってしまうのです。母に合わせてくれとペルセウスは泣いてポリディクテスに懇願するのですが、合わせてもらえず。ポリディクテスの城の入り口で兵士たちに追い返されてしまう。それどころか、ペルセウスに対して、「怪物のメデューサの首をとってこい、そうしたら母に合わせてやる」と命令するのです。これはドラえもんで言う、ヘソでラーメン食べるよりw大変なことでした。なにしろメデューサは見たものを石に変えてしまうという恐ろしい怪物で、いままで何人もの勇者がメデューサ退治に行きましたが生きて帰ったものは誰もいなかったのです。
ポリディクティスにとってペルセウスの存在は邪魔な存在でした。ペルセウスを殺すのは簡単だが、あんまりあからさまにやるのはまずい。それでポリディクティスはペルセウスにメデューサ討伐を命じたのですね。どうせペルセウスは生きて帰れないだろうと。
ペルセウスはメデューサー退治に意気揚々と出かけてしまうのです。若気の至りといいますか、恐れを知らぬといいますか。
しかし、いくらペルセウスが神の血を引くとはいえ、メデューサに立ち向かうのは無謀というもの。そんなペルセウスに神様たちがみかねて助力をするのですね。ヘルメスからは空を翔ける力を持つ羽付きサンダルを、アテナからは鏡の様に磨かれた盾と、冥府神ハーデスからは装備者の姿を消せる「隠れ兜」を貸し与えられたのです。こうして神様たちの助力を得たペルセウスはメデューサのもとに行くのです。こうした神様たちの助力を得られたのはゼウスの血を引くものというのも理由の一つですが、ペルセウスの人柄の良さも買われたのだと思われます。
(ペルセウスを囲む人物たちの相関図。最小限にまとめました。)