history日誌

へっぽこ歴史好き男子が、歴史を中心にいろいろ語ります。2020年3月より、過去記事の加筆修正も含め、リニューアルしました。コミュ障かつメンタル強くないので、お手柔らかにお願いいたします。

タグ:弁慶

本題に入る前にクイズを。いなりずしと巻きずしを詰め合わせてセットにしたものを「助六すけろく」といいますが、その「助六」の語源は次のうちどれでしょうか。



  1. 歌舞伎かぶきの演目

  2. 女が6人

  3. スケベが6人

  4. 人の名前


まず2番は違います。女のことを「スケ」って言います。女の番長をスケ番といいました。僕の世代は「スケバン刑事でか」なんて連想しちゃいますw主人公の麻宮サキを演じられた斉藤由貴さんかわいかったなあ。麻宮の武器に使われたヨーヨーもはやりましたっけ。


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で、正解は一番。歌舞伎かぶきの演目に「助六」というのがあるんです。その演目の主人公の助六の愛人は吉原の花魁おいらんで、その名を『揚巻(あげまき)』といいいます。 『揚巻』の『揚』を油揚げの『いなり寿司』、『巻き』をノリで巻いた『巻き寿司』になぞらえて、この二つを詰め合わせたものを『助六寿司』と呼ぶようになったそうです。勉強になりましたか?では、本題に入ります。今日は歌舞伎にまつわるお話です。


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(この記事はウィキペディアと『源義経 111の謎』を参考にしました)

今日は、「安宅の関(あたかのせき)」のエピソードについて。「安宅の関」のエピソードは歌舞伎の「勧進帳(かんじんちょう)」という演目にもなりました。

源義経が源頼朝の目をのがれ、東北の平泉へ向かいました。その途中とちゅう、今の石川県にあった安宅の関(あたかのせき)を守っていた富樫 泰家(とがし やすいえ)に「ちょっと待て!お前は義経じゃないのか!?」と足止めされてしまいます。

義経は源平の合戦であれだけ活やくしたのに、合戦後は頼朝にうとまれ、指名手配のおたずね者になってしまったのですね。

義経のピンチに、義経の家来だった弁慶(べんけい)が機転きてんかせます。「自分たちは(源平の合戦の際に焼失した)東大寺再建のために勧進かんじんを行っている山伏やまぶし(※1)だ」と言って、たまたま持っていた白紙の巻物を勧進帳であるかのようにふるまい、朗々と読み上げます。


え?勧進とは何かって?説明せよと言われても、あいにく僕もよくわかりませんwごめんちゃいw

といいたいところですが、一応ウィキペディアで調べてみました。

何でも、勧進とはお寺や仏像の修理などをするための寄付金きふきんを集めることだそうです。「勧進帳」とは「勧化帳(かんげちょう)」とも呼ばれており、勧進の目的だとか、「お金を寄付すれば、あなたも功徳がつめて、いいことがありますよ」みたいなことが書かれた巻物だそうです。

富樫とがしは疑い、こんどは弁慶べんけいに「山伏の心得を言え」だとか、「秘密の呪文じゅもんをとなえよ」なんて富樫は言ったのですが、弁慶はうまく応えます。

それでも、疑いの目が晴れないので、弁慶は何と義経を棒でひっぱだくのです。「お前が義経に似ているから疑われたじゃないか!」って。それで富樫が「もうよい、そなたたちが義経ではない事はようわかった」と、疑いの目が晴れて義経一行は通ることができたと言うのです。

もちろん、弁慶は義経に対して、棒でたたいた事を泣いてわびたそうです。

一方の富樫は、山伏の一行の正体が義経達だと知っていながら、弁慶の主君を思う心に感服して関所を通ることを許したというのが、「安宅の関」のエピソードです。

感動的なストーリーですね。と、言いたいところですが、この「安宅の関」のエピソードはどうも作り話のようですそもそも「安宅の関」という関所が実在しないというのです。地元の石川県には安宅の関のあとがあるのですが、実際に関所があったわけじゃないのです。

また、「安宅の関」のエピソードが『忠臣蔵』に登場するのですね。その辺のお話はまた次回。

※ おまけ

『勧進帳』のダイジェストの動画をご紹介します。




※1 山野に住んで修行をするおぼうさん。

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