以前、なんでも鑑定団かんていだん」で華嵒(かがん)なる人物の花鳥画かちょうがが出てきました。たしか、この人が書いた掛け軸かけじくを番組で鑑定をある高校の校長先生が依頼いらいをして、なんと1千万ほどの値打ちがあったそうです。僕も見たけれど確かにいい絵だなって思いました。


それで、華嵒の事をさっそくネットで調べました。しかし、「華嵒」の「嵒」という字がパソコンで変換へんかんできなくて・・それでも、何とか、彼のことが書かれているサイトを見つけることができました。

彼が活やくしたのは、一説によると康煕こうき21(1682)年-乾隆けんりゅう21(1756)年、まあ清の時代の画家ってことです。

彼は没骨法(もっこつほう)という画法を得意としたそうです。没骨法?なんじゃそりゃ?骨を使って絵をくのW?と僕ははじめは思いました。

ウィキペディアには、輪郭りんかくを描かず、初めから画面に形と色を同時にあらわすという技法だと書かれていました。と言われても絵のことにはトーシロな僕にはさっぱり意味がわかりませんw

華嵒は自分の書いた絵を売り歩いて生計を立てていたらしく、生涯しょうがい貧しい暮らしをしていたそうです。晩年は杭州(こうしゅう)にわたり、西湖(せいこ)のほとりでひっそりと暮らしたそうです。西湖を動画や写真で見たけれど、いいところです。

華嵒は、生活は楽じゃなくても、自由を求めた人生だったのかもしれません。